プロンプト

AI画像の編集プロンプトの書き方: ひとつだけ変えて、残りはそのまま

編集プロンプトは描写ではなく指示です。変更点の伝え方、残す部分の固定のしかた、image-to-imageモデルで一度にひとつずつ進めるコツを解説します。

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暗いテーブルの上、紫がかった光沢のある写真に置かれたレタッチ用のメスと小さな折りたたみルーペ。左上から紫の光の筋が差している

編集モデルでいちばんよくある失敗は、テキストから画像を作るモデルと同じように扱うことです。リビングの写真をアップロードして、シーン全体をもう一度書いてしまう。「グレーのソファ、木の床、窓辺に緑のアームチェアがある居心地のいいリビング」。モデルはこれを、たまたまあなたの写真に似た新しい絵の注文として読み、すべてを描き直します。アームチェアは緑になり、ついでに壁の半分も緑になります。

編集プロンプトは逆の考え方で動きます。画像はすでに自分自身を描写しています。言葉で伝えるべきなのは、何が変わり何が変わらないかだけです。画家に渡すシーンの説明ではなく、レタッチャーに渡す短い作業指示書だと考えてください。

作業指示書の三つの要素

  1. 変更。 動詞ひとつと対象ひとつ: 置き換える、消す、加える、色を変える、動かす。「グレーのソファを深緑のベルベットのソファに置き換えて。」
  2. 場所。 画像のどこかを平易な言葉で: 「左側の」「赤いコートの女性の後ろの」「右から二本目のボトル」。編集モデルにはポインターがないので、位置は言葉で伝えるものです。
  3. 固定。 そのまま残すべきもの: 「床、窓、光、カメラアングルは変えないで。」多くの人が書き忘れる一行ですが、頼んでもいない部分をモデルが勝手に整えてしまうのを止めるのはこの一行です。
プロンプト
左側のグレーのソファを、同じ大きさの深緑のベルベットのソファに置き換えて。床、ラグ、窓、昼の光、カメラアングルは変えないで。
変更ひとつ、場所ひとつ、固定ひとつ。画像のほかの部分は何も描写していません。

一回につき変更をひとつにする理由

三つのこと(新しいソファ、テーブルの上のランプ、夕方の光)を一度に頼むと、二つのことが起きます。モデルは画像のより多くの部分を作り直すことになり、気に入っていた部分もそれだけずれていきます。そして結果がおかしいとき、どの指示が原因なのか分かりません。一回につきひとつの変更は、表面上はレンダリング回数が増えますが、各回の判断が簡単になり、見えない理由で失敗する回にお金を払わずに済みます。

順番は大きいものから小さいものへ。まず構造(椅子を消す、背景を差し替える)、次に色と素材、次に光、最後に細かな修正です。背景を差し替える前に光を直しても、その光はもう一度直すことになります。

役に立つ言葉と、邪魔になる言葉

  • ものは見た目で呼びましょう。 自分にとっての意味ではなく。「縁が欠けた白いマグ」ならマグが見つかりますが、「お気に入りのマグ」では何も見つかりません。
  • 加えるものは、もともとそこにあったかのように描写しましょう。 「アームチェアの後ろに真鍮のフロアランプを加えて。点灯させて、部屋にすでにある暖かい光に合わせて」なら溶け込みます。「ランプを加えて」では、貼り付けたようなランプになります。
  • 改善を表す言葉は避けましょう。 「もっと良く」「もっときれいに」「もっとプロっぽく」など。モデルに何でも変えてよいという許可を与えることになり、実際に変えてしまいます。
  • 控えめにしたいときは控えめにと頼みましょう。 「少しだけ暖かく」「机の上の散らかりをもう少し減らして」。変更の大きさを決めないと、編集モデルはやりすぎる傾向があります。

スタジオでのやり方

モデル一覧を開き、image-to-imageのタイプを探します。これがあなたの画像を入力として受け取るモデルです。ひとつ選び、入力欄の + Image でファイルを添付し、プロンプトに作業指示書を書いて、押す前にGenerateボタンの価格を確認します。編集モデルには画像を一枚だけ受け取るものと複数受け取るものがあるので、新しいソファや新しいシャツの参考として二枚目を加えることもできます。どの入力を受け付けるかはモデルのページに書かれています。

スタジオでレンダリングしたものを編集するには、まずスタジオのセッションフィードかライブラリからダウンロードし、同じ方法で添付します。元のファイルは残しておきましょう。三回目がうまくいかなかったら、最初からではなく二回目のファイルに戻れます。

作業によっては、汎用の編集モデルではなく専用のツールがあります。背景除去とオブジェクト除去はカタログでそれぞれ独立したモデルタイプで、image-to-imageモデルの中にも、シーンのライティングし直しや古い写真の修復のように、ひとつの作業専用に作られたものがいくつかあります。合うものがあれば、たいていそちらのほうが安全です。その一つの作業をして、残りには手を付けないように作られているからです。

編集がほかの部分まで変えてしまうとき

固定の一行だけでは足りず、回を重ねるごとに顔がずれたり、色が動いたり、構図が少し変わったりすることがあります。次の順に試してください。指示を変更と固定だけに短くする。動いてしまったものを固定に名指しで書く(「彼女の顔、髪、表情は変えないで」)。モデルにアスペクト比の設定があるか確認し、元画像と同じままにする。形が変わると新しいレイアウトが強いられるからです。そして別の編集モデルを試す。どれだけ保持するかはモデルによって大きく違います。それでも画像がずれるなら、細部について手と文字のガイドが勧めるとおり、元の画像のほうを引き直しましょう。

編集モデルにできないこと

スタジオにはブラシがありません。変えたい部分を塗って指定することはできず、言葉が何を指しているかはモデルが判断します。マスク画像を追加の入力として受け付ける編集モデルもいくつかありますが、そのマスクは別のソフトで作る必要があります。また編集は、残すよう頼んだ部分をピクセル単位でそのまま写すことを保証しません。多くのモデルは画像全体を描き直しながら固定部分を保とうとするので、細かな質感、小さな文字、顔は少し動くことがあります。多くの画像にわたって同一でなければならないシリーズには、参照画像が別の役割を果たします。参照画像のガイドで解説しています。そして一回ごとに価格のかかる完全なレンダリングなので、おそるおそるの十回は、明確な三回より高くつきます。

よくある質問

編集プロンプトでは画像全体を描写すべきですか?

いいえ。アップロードした画像がすでに自分を描写しています。何をどこで変えるか、何を変えずに残すかを伝えましょう。シーンを書き直すと、モデルに描き直しを促すことになります。

なぜ編集モデルは頼んでいない部分まで変えるのですか?

多くの編集モデルは画像全体を描き直します。残すべきものを名指しする固定の一行を加え、一回につき変更はひとつにし、それでもずれる場合は別の編集モデルを試してください。

ブラシで範囲を選んで、そこだけ編集できますか?

スタジオではできません。別のソフトで作ったマスク画像を受け付ける編集モデルもいくつかあります。それ以外は、位置や見た目など言葉で範囲を指し示します。

#プロンプト#編集#画像

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