参照画像でスタイルの一貫性を保つ
参照画像がAIのレンダーをどう導くのか、何を安定させられて何ができないのか、一貫性のある画像シリーズの作り方を紹介します。
読了目安1分

テキストは、見た目を伝えるにはやや大雑把な道具です。「くすんだティールと錆色、やわらかなグレイン、1970年代の雑誌」と書けば近い雰囲気にはなりますが、1枚の見本画像があれば、ぴたりと目的地に着きます。それが参照画像の役割です。
参照画像の働き
+ 参照で画像を添付すると、モデルはプロンプトと一緒にその画像を読み取ります。被写体、配色、構図、全体のスタイルを借りることができ、何を変えるかはプロンプトで伝えます。「同じボトルを夕暮れのビーチに」なら、ボトルはそのままでシーンが変わります。「このスタイルの山小屋」なら、見た目はそのままで被写体が入れ替わります。
良い参照画像の選び方
- 明快ですっきりしていること。参照1枚につき、強いアイデアは1つ。にぎやかな画像は、モデルがコピーすべきものが多すぎます。
- シャープで、光がよく当たっていること。ぼやけやノイズもコピーされます。
- 自分が使える画像であること。ご自身の写真や、ご自身のレンダー、権利を持っている画像を使ってください。
残すものと変えるものを伝える
はっきり書きましょう。色のために画像を添付したのか、被写体のためなのか、モデルには推測できません。
プロンプト
参照画像の配色とやわらかなフィルムグレインを保つ。夜明けの静かな港、小さな漁船、低く漂う霧、ワイドショットプロンプト
参照画像と同じ陶器のマグカップ、雨の窓辺のカフェのテーブルの上、温かな室内の光、浅い被写界深度一貫性のあるシリーズを作る
- 気に入った1枚をレンダーする。これが基準(アンカー)になります。
- シリーズのすべての画像で、そのアンカーを参照画像として添付する。
- すべてのプロンプトの末尾に、「やわらかなフィルムグレイン、くすんだティールと錆色、曇天の光」のような固定の「スタイルの尾」をつける。
- 最初から最後まで、同じフレームとモデルを使う。
どの結果でもプロンプトを再利用を使えば、3番目の手順は簡単です。プロンプト全体がコンポーザーに戻るので、先頭のシーンの部分だけを編集すれば済みます。
知っておきたい制限
参照画像は導くものであり、ピクセルをコピーするものではありません。小さな文字、複雑な柄、特定の顔といった細部は、レンダーのたびにぶれます。精度が求められる仕事では、1枚ずつ確認し、妥協できない細部はレタッチする前提で進めてください。
#画像#ガイド


