AI商品撮影:スタジオなしで作るスタジオ品質の写真
背景、質感、映り込み、光まで、すっきりした商品画像のプロンプトの書き方と、実際の商品の参照写真が役立つ場面を解説します。

商品写真の役割はひとつです。商品を魅力的に見せ、しかも実物そのままに見せること。シーンが単純だという点では画像生成に向いていますが、ロゴや留め具、ラベルが少しでも違えば購入者はすぐ気づくため、難しい面もあります。
ここでは、前者をプロンプトだけでうまく仕上げる方法と、後者への対処法をご紹介します。
定番の3つのセットアップ
シームレスな背景
カタログのような見た目です。床から壁へ水平線なしでなだらかにつながる、均一な色の上に商品を置きます。色を指定し、やわらかく均一な光を求めましょう。
淡いグレーのシームレスな背景に置かれた白い革のスニーカー、やわらかく均一なスタジオライティング、ソールの下にうっすら落ちる影、すっきりとしたECサイト向けの商品写真質感と小物
人物なしのライフスタイル表現です。コスメなら大理石、コーヒーなら素木、キッチン用品ならスレートなど、ストーリーを語る素材の上に商品を置き、小物は多くても1、2点にとどめます。
トラバーチンの石の上に置かれた小さな琥珀色のガラスの美容液ボトル、横にはドライのユーカリの枝、左の窓から差し込む朝の光、やわらかな影、ビューティー商品の写真ダークでドラマチック
腕時計、香水、家電など、高級感を出したいものに向いた手法です。黒い背景に、輪郭をなぞるリムライト、そして映り込みを作る光沢のある面を組み合わせます。
光沢のある黒い面に置かれたマットブラックのワイヤレススピーカー、輪郭を縁取る細いリムライト、下にうっすら映り込み、暗い背景、高級感のある商品写真リアルに見せるディテール
- 接地影。「テーブルに触れる部分にやわらかな影」と書くと、商品が地面になじみます。ないと、貼り付けたように見えます。
- 素材を表す言葉。ブラッシュドアルミ、すりガラス、シボ加工の革、サテン仕上げなど。素材名を書くと、モデルははるかに上手に質感を描きます。
- 光は1つの物語に。やわらかい光か硬い光か、メインの方向は1つに決めます。用語はライティング用語集が参考になります。
- カメラの高さ。「目線の高さ」「やや上からの斜め45度」「真上からのフラットレイ」など。
実際の商品でなければならないとき
プロンプトで描けるのは一般的なボトルまでで、あなたのラベルまでは知りえません。そのときは+ 参照で実際の商品の写真を添付してください。モデルは形、色、デザインの手がかりとしてそれを使い、プロンプトはその周囲のシーンを決めます。
細かい文字や小さなロゴは、どの画像モデルにとってもまだ苦手な部分です。商品ページに載せる前に、必ずレンダー結果を細部まで確認してください。文字の多いパッケージは、文字やロゴを編集ソフトで自分で配置する前提で進めましょう。
ショップや広告のためのフレーム
マーケットプレイスは正方形、SNS広告は4:5や9:16、Webサイトのバナーは16:9が主流です。1枚の画像をトリミングして使い回すのではなく、それぞれのフレームでレンダーしましょう。詳しくはアスペクト比の選び方をご覧ください。


